青木雄二って苦労してるんですねってこの本を読んでよくわかりました。
マンガ家になろうと思ったのも、成功したのも40歳過ぎっていう遅咲きですが、夢をあきらめず行動を続けることによって成功したんだと思います。
この人の目の付け所が面白いのですが、正直、僕はこの人のマンガの絵がきらいでした。
ジャンプのマンガのきれいでキャラクターがかっこよくて見やすい絵ばかりに慣れていたので、青木雄二の絵にはあなり抵抗がありました。
しかし、ストーリーに引き込まれていって最終的にはナニワ金融道を全巻揃えてしまいました。
マンガは絵がうまくないとだめだと思ってましたが、絵は最低限読めればあとはストーリーで引き込んでいけるものなんですね。青木雄二は絵とストーリーが合ってるから大丈夫と言ってましたが、確かにあのナニワ金融道の濃いストーリーに濃い絵があっているのも、読者をストーリーに引引きずり込むための仕掛けなんですね。
ストーリーの選び方がうまいです。この本にも書いてあったのですが、「人の知らないことを伝える」ということを大切にしてます。例として、フーテンの寅さんの香具師や鳶職、そんな世界を徹底的に研究してマンガにすれば成功すると言ってますが、たしかにそうですね。
多分、青木雄二が今生きていればすごい内容の濃いブロガーになって儲かっていたでしょう。
ナニワ金融道の裏の話が読めるという点で、ナニワ金融道とセットでぜひ読んでほしいですね。
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